店舗からのお知らせ

健康診断の見方と対策 その④

2021.09.26

ご覧いただき、有難うございます。
「健診シリーズ」の最後は、「X線検査」などその他の検査や人間ドック検査などについてお話します。

とは言っても、病気の種類が数限りなくあるように検査の種類も多いので、ここでは主なものについてのみとなります。


また、今回お知らせした検査の内容や対策などは、医療機関に勤務していた際の知識や様々な医療機関の情報を基に記載しており、一般の方に分かり易く説明するために正確ではない部分があるかもしれません。あくまでご参考にして頂ければと思います。


少し脱線しますが、検査費用お金のこと」も気になりませんか?



1.その検査、無料?自腹?

公的検診や企業健診は無料か一部負担

「人間ドック」など特別な検査は原則「自己負担」(会社補助の場合もあり)

となっています。一つの検査毎に数千円~数万円かかりますので、出来ればこのような検査を受けなくて済むような生活を送りたいですね。


2.同じ検査でも検査費用が違う?

健康診断でする検査は原則「自己負担」

治療のための検査は健康保険対象13割負担)

良く勘違いされることで、同じ検査、例えば胃カメラ(内視鏡)を健診として行った場合と治療の一環として行った場合は、同じ検査なのに支払うお金が違います。

X線検査など色々な検査〕

下記は一般的な「人間ドック」検査の流れです。既にお話した部分を除いた赤線で囲った部分について、出来るだけ分かり易くお話します。

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【胸部エックス線検査】

<検査方法>レントゲン撮影と言われるもので、背中から胸部へのX線を照射しフィルムに投影します。

<分かること>肺炎・肺がん・肺気腫など呼吸器の異常・疾患

<ポイント>

・妊娠中(又はその可能性)は、注意が必要

・異常がある場合は、白い影が写ることが多い

・更に詳しく検査する場合は、CT(寝た状態でタイムトンネルのような大きな輪の中に入る検査)が必要

【超音波(エコー)検査】

<検査方法>画像を読み取りやすくするために腹部表面にゼリーを塗り、超音波(エコー)を当てその反射波を読み取ります。「腹部エコー検査」とも言われます。

<分かること>肝臓・すい臓・腎臓の腫瘍(又はがん)、胆石など

<ポイント>

・検査時間は15分程度で比較的身体の負担は少ない

・上記(肝胆膵腎)臓器以外にも、前立腺や血管など同時に検査可能。心臓をみる「心エコー」もある


【採尿検査】

<検査方法>紙コップに適量の尿を採取し、その尿中の成分などを検査します。

<分かること>尿蛋白(腎機能低下)、尿糖(糖尿病甲状腺機能亢進症腎性糖尿)、尿潜血(尿路結石膀胱炎

<ポイント>

・尿には通常、腎臓でろ過され体内で不要となった老廃物が含まれるが、その異常値などを検査

泌尿器系疾患(前立腺など)も検査対象


【肺機能検査】

<検査方法>鼻をクリップでつまみ、紙製の円筒状のマウスピースを加えて、息を吸ったり吐いたりして検査します。

<分かること>ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患(COPD)など

<ポイント>

・年齢・性別・身長による予測肺活量に対して何%か調べる

・喫煙は、大きな原因の一つ


【胃透視(バリウム)検査】=上部消化管X線検査

<検査方法>造影剤(バリウム液:白い粘土を薄く溶かしたような液体)を飲んで、食道から胃、十二指腸までをX線写真で映し出す検査です。

<分かること>胃や十二指腸の潰瘍(かいよう)、ポリープ(腫瘍)、がんなど

<ポイント>

・げっぷを我慢したり、硬い診察台の上で相当無理な姿勢を取らないといけないなど、慣れていないとかなりキツイ

X線を通さないバリウムが、消化管内部の異常な場所を見つけるために、色々な病変発見ができる


【内視鏡検査】

<検査方法>普通「胃カメラ」と言われるもので、口や鼻から先端に小型カメラのついた1cm程度の管を挿入し、食道から十二指腸までをリアル映像で検査します。

<分かること>食道がん、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、胃ポリープ、胃がん、十二指腸潰瘍など

<ポイント>

・検査自体は15分程度で終わりますが、人によっては麻酔をかけても嘔吐などかなりキツイ検査

・前日からの絶食し胃内部の食物が無い状態が必要。検査映像をリアルタイムで見せてくれる

・小さなポリープなどは、先端に付いている医療器具でその場で処置する場合もある(内視鏡治療)


【眼底検査】

<検査方法>薬で瞳孔を開き、カメラで目の奥の網膜や毛細血管、視神経などを検査します。

<分かること>緑内障、糖尿病性網膜症、網膜動脈硬化症、高血圧など

<ポイント>

・「目」自体の病気(緑内障、飛蚊症など)の他、糖尿病や動脈硬化の症状も分かる

・目の検査で「眼圧検査」は、角膜に風を吹き付ける検査。緑内障や網膜剥離などが分かる


【心電図検査】

<検査方法>胸や両手足に電極をつけて、心臓の動き(電気信号)を読み取りグラフ化する検査です。

<分かること>不整脈、心筋梗塞、狭心症

<ポイント>

・寝不足や測定時の緊張によって、数値が変わる


【その他の検査】

<メタボ健診>

「特定健康診査」と言われるもので4074才が対象、高血圧・糖尿病など成人病と言われる生活習慣病の予防・早期発見が目的で行われる。結果によって特定保健指導が行われる

<がん検診>

対策型がん検診は、5大がんと言われる「胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん」の早期発見が目的

<脳ドック>

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を予防するために、脳腫瘤(小さなこぶ)を発見するための検査で、MRIMRA(形は放射線CTと似ているが、磁力を使用する検査)などの医療機器を使用する

<婦人科健診>

女性特有の病気を検査するもので、マンモグラフィー(乳がん)、子宮頚がん検査(感染症。子宮体がんはホルモン異常が原因で別のもの)、骨粗しょう症などを検査する


◎対策

これらの検査は一般の健診とは別に行われることが多く、俗に『精密検査』と言われるものです。

既に対策と言うよりも、早期検査・早期治療が最優先です。

どんなに忙しくても、どんなに病院が嫌いでも、ひどくなってから病気と闘うよりは受診した方が良いです。まずはかかり付け医に相談してください。

またまた長くなってしまいましたが、最後に「未病」という言葉をご紹介します。

未病とは、「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」を言います。

「だるい」「疲れやすい」「冷える」等々病気ではないけど健康でもない状態とも言えます。

「病気になってからの治療よりも、病気になりにくい身体をつくることで、病気を予防し健康を維持する」という観点からは、今後病気の早期発見、早期治療につながる「健康診断」の重要性がますます高まって行くと思います。

今回の情報提供で、皆様がより健康で幸せな生活が送れることに少しでもお役に立てれば幸いです。

アクトスでは、運動や情報提供を通じて皆様のお役に立てるクラブを目指して参ります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回配信(10/3)からは、クラブに通えない方もお家で出来る運動「家トレ」をご紹介して参ります。

どうぞご期待ください。